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【前編】幹部が語る引越社の社内改革~キャリアアップ編~

アリさんマークの引越社の幹部2名による、同社の労働環境についての対談を行った。前半である当ページでは、「キャリアアップ」に関しての内容をまとめている。同社には、どのような可能性が広がっているのだろうか。

取材協力

東京統括本部 人事部 次長 松田英司さん

新卒採用を担当。営業担当者に教育を行う指導部、法人部を経て現在の人事部に配属。

さいたまブロック 豊島支店 支店長兼次長 小野寺大輔さん

セールスドライバーを5年間務めたのちに、豊島支店の支店長を担当。人材育成に励む。

独立失敗の夢追い人とリタイアしたフリーターが引越社に出会うまで

アリさんマークの引越社のキャリアアップに関する松田さんと小野寺さんの対談
(右)さいたまブロック 豊島支店 次長 小野寺大輔(おのでらだいすけ)さん(左)東京統括本部 人事部 次長 松田英司(まつだえいじ)さん

―お二人とも転職組としてアリさんマークの引越社へ入社なさったとのことですが、前職ではどのようなお仕事をされていたのでしょうか。

小野寺:アリさんマークの引越社で働く前は、アパレル業界で働いていました。意外でしょ?デザインの専門学校を卒業してメーカーへ就職した後、仲間5人で起業したんですけど、結局倒産。再就職先を探していた時にアリさんマークの引越社を見つけました。最初は「一生懸命働いて資金を貯めて、またアパレル業界に戻ろう」と、思っていたんですよ。でも、ちょうどその頃から3人の子どもたちが次々と学童期に入り教育費がかさむようになって、辞めるに辞められず(笑)。夢もあったし、どうしたもんかなと思っていたんですけど、アリさんマークの引越社の「仕事を頑張った分きちんと評価する」点がいつの間にか私のやりがいになっていたんですね。そこから現在に至ります。

松田:私は情報処理の専門学校を卒業して、東芝関連の子会社でSEをしていましたが、「ちょっと違うな」と。元々そこまで真面目な性格ではないので、性に合わなかったんでしょうね(笑)。それから大阪で3年ほどフリーターをしていました。いろいろなアルバイトをしましたが、なかでも運転の仕事が好きだなと思うようになって。特に引っ越しは一人で黙々と同じルートを運転するのではなく、一緒に働く仲間もいますし毎日違う場所に行けるのも楽しかった。結婚を機に定職に就こうという時も、引っ越しの仕事にしようと決めていましたね。当時、岐阜の実家に戻っていたのですが、東海地方で引っ越し会社といえば「アリさんマークの引越社」しかなく、自ずとこちらにお世話になることになりました。

初日で辞めたいと思った、でも今度こそ逃げたくなかった

―管理職になるまでの道のりはどのようなものでしたか?辞めたいと思ったことはありませんか?

小野寺:現場に出て3日目には、辞めたいと思いました(笑)。

松田:私は初日に辞めようかと(笑)。

―えええ(笑)。では、今日まで何を原動力に頑張ってこれたのでしょうか。

小野寺:「子どものことを考えたら辞めるわけにいかない」という想いでしたね。入社から5日目に、先輩が「お互い親として歯をくいしばらないとね」と、励ましてくれたことがあって。その一言が今でも印象的で、ここで逃げてはいけないと当時の自分を引き留めてくれた出来事でした。

松田家族の存在は大きいですよね。私も家族がいたから、どんな時も前を向いてこれたのだと思います。それに、一度会社を辞めた経験があるので、今度こそ逃げたくなかった。続けることで見えてくるものがあるのだと、自分に言い聞かせていましたね。

―なるほど。ご家族の存在があったということですね。お二人がキャリアアップをどのようにしてきたか教えてください。

小野寺:キャリアアップをするためには、まず営業とドライバーそれぞれの試験を受けて上級を目指すことが必須。上級を合格することで、やっと管理職試験を受ける資格を得ることができます。

松田:私は、セールスドライバーを1年やって営業専門になり、管理職試験も上級まで合格しました。営業成績1位を連続して取ったことで副支店長となり、その後、本部に配属。営業担当者に教育を行う指導部、法人部を経て現在の人事部に配属となりました。今は、主に新卒採用を担当しています。アリさんマークの引越社が頑張った分だけしっかり評価してくれる会社だからこそ、フリーターから始まった私でも輝けているのだと思います。

小野寺:まず、5年間セールスドライバーを務めました。ドライバーとしては一番大きい4tトラックを担当していましたね。まだ管理職試験は中級までしか合格していなかったものの、当時の上司が推薦してくれたのをきっかけに、現在の支店長への道が開けました。

今度は「私」以上の部下を育てる仕掛け人に

―現在、若手社員をバックアップする立場のお二人ですが、ご自身の歩まれてきた道のりと比較して、以前よりも今の環境の方がキャリアアップはしやすくなっていると思いますか。

小野寺:今の環境の方が、評価の仕組みがはっきりとしているので、キャリアアップはしやすくなっています。私が心掛けているのは、キャリアアップしたいというモチベーションを社員に持たせること。例えば、私が管轄している支店の社員が副支店長として別の支店へ巣立って行く姿を新人に見せ、「頑張れば自分もキャリアアップできる!」と思ってもらえるよう心掛けています。

松田:おかげさまで弊社への仕事依頼数は、少し前と比較しても安定してきています。また、労務環境を改善したことで、昔のように朝から晩まで支店の全員が働いているというようなことはありません。業績が安定していること、労務環境を改善したこと、この2軸がのびのびとキャリアアップにチャレンジできる今のアリさんマークの引越社を作っています。

―キャリアアップにチャレンジできる環境が整った今、これから注力していきたいと考えていることはありますか。

松田:現在、社員の男女比は9:1のため、これからは女性の採用に注力していきたいですね。これだけ男性が多い職場だと不安に感じる女性もいると思いますが、本社人事部へ直通の電話相談窓口もあるので安心してください。まだ女性管理職はいませんが、これからは女性がどんどんキャリアアップできる環境を整えていきたいと考えています。仕事に集中できる環境で沢山のことを学び、ぜひ私のことを追い越すぐらい出世してほしいですね(笑)。

小野寺:この一年で、私の支店から3人の社員を副支店長に推薦しました。これから更に、部下のキャリアアップをサポートする役目に徹したいです。自分の支店に配属された社員は、息子や娘のように大切。ちょうど、自分の子どもたちと同じ年頃ですしね。だからこそ、可能性を拡げてあげたい。辞めたいと思った辛い時期を経験している私だから、社員の気持ちに寄り添ってサポートすることができると信じています。いつか、私の下で働いた社員のほとんどが支店長という状況を作れたら嬉しいですね。

―現在のアリさんマークの引越社は、以前よりも労務環境が整い、キャリアアップにチャレンジしやすくなってきたということで。これからは、女性社員の採用にも力を入れていくんですね。誰でもキャリアアップに本気になれる環境は羨ましいです。気になる給料面については、次ページで詳しくご紹介します。

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